日々雑記 Shuma’s Art Work

アーティストShumaの作品紹介、活動報告など。

インナーチャイルド

こんにちは。

Shuma’s Art Work のSHUMAです。

 

インナーチャイルドという言葉をご存知でしょうか。

 

少し過去に遡ります。

私は大学進学の時美大受験を志していて、美大受験の為の予備校に通っていた時期もありました。けれども、通っていくうちに段々と違和感を覚えている自分に気がついて来ました。なんでこんな絵を描いているんだろうという疑問です。

 

元々描くことは私にとって遊びの延長のようなもので、そこには自由がありました。制約や束縛がないからこそ心底から楽しいと思えるものだったのです。誰かに評価されたりだとか、みんなと同じようなモチーフを描くだとかといういわゆるアカデミックな空間は楽しくなくて息苦しさが募っていくばかりで、描くことが辛くなっていました。最終的には悩んだ末に美大進学を諦めて一般の大学へと通うことを決めました。絵は美大に行かなくても描けると思っていたし、そもそもなんで私は描くのかという内面の方へと興味がフォーカスして行ったからです。

 

進学した先では心理学や社会学といった新たな学問に出会い、自分の内面との対峙が20代前半でのテーマだったように思います。ですからその頃の作品をみると自画像だったり、人物をよく描いていました。そこには喜びよりも葛藤の方が強く押し出されているというか、自分の中の何か消化されていない苦しみみたいなものがよく表れていたのではないかと思います。

 

過去作品はこちらから

http://multiverse.web.fc2.com/page/gallery1.html

 

ただ、その当時はひたすらに吐き出すだけで癒しや赦しという観点が抜け落ちていたんですね、その痛みを引きずってこその自分というものが立派なように思えていた。

 

でも心の傷は放っておいても治ることはないのです、それどころか癒されない感情から同じ感情のループを巡るという悪循環が生まれる。

 

私がインナーチャイルドという言葉に出会ったのはここ数年のことでしょうか。もっと早くに出会っていたかったと思いますが、まあそこを悔やんでも仕方のない話ですね。

 

私が参考にしたサイト

http://taking-a-stand.jp/inner-child-selfheal-2163

 

幼少期の心の傷や、トラウマと向き合う作業なので、今現在心療内科や精神科に通われている方は専門の医師に相談して進めるのが良いとのことでした。

 

私自身は小学校の低学年辺りにどうやらその傷というものを探ることが出来ました。そして描くことはやはり私の中のワンダーな部分であることも突き止めることが出来たように感じています。

 

自画像ばかりを描いていたあの頃は過去の傷を認識しながらも、癒しや赦しを得られなかった自分への必死な問いかけだったんだなと振り返りました。

 

そして未来へ向かっては、やはり描き続けていくんだと思います。その時々の想いを紡ぐために。